とあるマンションの大規模修繕ブログ

2008年築のマンション。27世帯。第一回目の大規模修繕工事が2022.10に始まります。住人の目線で大規模修繕工事について書いていきます。

工事業者が決定

当マンションにとって第一回目の大規模修繕工事

 

その工事業者が決定しました。

 

当マンションでは、ブランコ工法の第一人者である株式会社栄光さんにお願いすることになりました。

2022年11月着工予定です。

 

一般的に大規模修繕工事(外壁の修繕)を行う場合、足場でマンションをぐるっと囲い、その足場を使って外壁の修繕作業を行いますが、ブランコ工法は足場を組まずに屋上から作業員がロープでぶら下がって修繕を行っていきます。

 

修繕ひとつひとつの項目は単価が若干高くなる印象ですが、足場の組み立て、撤去にかかる費用がなくなるため、金額がかなり抑えられます。

当マンションでは、この部分で700~800万円がまるまる浮いたという試算になっています。(住人独自調べ)

施工後2.5年後にチェックを行っていただけるということで「安かろう悪かろう」にならないよう担保してくれているところも安心です。

もちろん施工後の保証もついています。

 

さらに、当マンションでは2.5年後に新たに修繕が必要な箇所が見つかったらそのときに手を付けることにしました。

つまり「現時点ではまだ急いで手を付けなくてもよい」というものは、そのまま様子を見て、今回必要な部分だけに手を付ける方針にしました。

これもブランコ工法ならではの選択肢だと思います。

もし足場を組んで修繕を行う場合、こまめに足場を組んだり撤去したりということはできないため、10年、15年、20年といった期間ごとに修繕工事を行うことになります。

つまり「あと5年はもつけど10年は無理」という部分があった場合、まだ使えるものを前倒して捨てなくてはいけないのです。

 

逆にデメリットとして(足場を組む方式の業者から言わせると)

 

・施工後に住人が外壁チェックできない(ブランコにぶらさがってチェックするわけにはいかない)

・足場がないと踏ん張りの力が入らなくて施工が甘くなるのでは?

 

という点が指摘されましたが、当マンションでは

 

・施工後のチェックを厳密にできる住人はおらず、足場があってもなくても職人の仕事を信じるしかない

・足場を使った場合もブランコ工法も、保証期間は同じ年数となっているため気にしない。むしろ踏ん張りの力が使えるのに、ブランコより保証期間を延ばせないほうが不信感

 

という結論になりました。

 

来月、栄光さんから住人への説明会が予定されています。

外壁タイル(2色)は、市販品ではなく焼成していただくことになりまして、今朝、外壁からサンプル採取をしてもらいました。

 

また報告します。